もう立春

STA通信95思いやり

大阪で野宿労働者の小屋が、強制撤去されているニュースを見て、6歳の息子が、「かわいそうだね。そうだみんなで住む家を建てればいいんだ。」と言った。
2年前帰宅途中、近くの家の前で、自転車のお年寄りが炎天下で、倒れているのに出会った。救急車を呼んだら、近所の人たちが集まってきた。お年寄りが救急隊員に「わしはホームレスだ。」と言ったとたん、集まった人たちが「なーんだ。」といって立ち去ってしまった。倒れた前の家の人は、お年寄りの具合を気にするでもなく、家の前の自転車の撤去ばかりを訴えていた。
いじめがニュースになると、人への思いやりを語る大人たち。子供が事件を起こすと、教育が問題だと語る政治家達。子供を問題にする前に、先ず大人が問われなければならないのではないか。「何も好き好んでこんな所に住んでいるのではない。」と訴える野宿者に構わず布団を放り出す大人の仕業を、子供はひどい仕打ちだと受け止めた。その気持ちをそのまま育てたい。
米軍の駐留費を日本が肩代わりするのを、「思いやり予算。」という。思いやりとはそういうことなのだろうか?

 


                       

 


                       

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