STA通信112チェンマイからの情報

STA通信113 大人の国ヨーロッパ

一ヶ月近くデンマークとオーストリアのウイーンに行ってきた。経済大国には数えられない国々だが、日本を含めアジアの国々には感じられない余裕を感じた。
経済大国といわれ、豊かであるはずの日本では全く感じられない、ゆったりとした人々の暮らし。特別な人ではなく、普通の庶民に感じる、この余裕は一体どこから来るのか考えた。
デンマークからドイツを経てオーストリアを車窓から眺めると、緩やかに波を打って丘をなす麦畑がどこまでも続ずく。時折畑の中に、ウサギや狐がちょこんと座っているのを見かける。近代国家というイメージがあるヨーロッパだが、以外に田園風景が多くを占める。
自給率と言うコンセプトだけではなく、この環境がヨーロッパの人々の余裕につながるのではないかと思った。
ウイーンの絢爛豪華な建物の数々は、その田園風景と歴
史的につながるものがあると感じた。
帰国して家へ帰る道中、家や工場に侵食され、虫食いになった水田が目に付いた。
「農業が滅びると、国が滅びます。」30年前そう語った牧師さんがいた。その言葉を思い返した。

 

                       

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